今日の芸術  岡本太郎  1974年

もし本に熱量というものがあるならば、私が今まで読んだ本の中でもトップクラスの熱量を誇る一冊。

岡本太郎の情熱的性格がそのまま本に乗り移っており、よほど不燃性の性格でなければ芸術に興味のない者でも心を動かされずにはいられない。

自燃性ならば即炎上といったところか。

自己啓発本にはクールな語り口が多いが、ここまで熱く語ってくれる本も珍しい。

こんな冷めた時代だからこそ余計に異色を放つ熱い一冊。

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