TAO(タオ)  加島祥造  1992年

老子の意訳であるが、これが全く素晴らしい。

今までの老子訳にあったような難解さや杓子定規的翻訳は皆無。

全編質素な言葉ながらも深い味わいがあり、何度読んでも読み飽きることを知らない。

私がkindleを購入する前までは、旅行に出るのに何か一冊持っていきたいがあまり荷物を増やしたくない、というときによく選んだ本でもある。

原文も掲載されているので、車窓の風景と漢詩をのんびり眺めながら自分なりに意を汲み取ってみるのも素敵な時間だ。

漢詩というのはずっと眺めていると何となく意味が分かってくるので、実に面白い。

純粋な自己啓発本ではないが、哲学的な一冊だけにかえって人生に与えられる影響は大きい。

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